こんにちは!男の子2人を横浜市で育てているKIRIKOのです!今回は私の出産と産後の話をしたいと思います。
タイトル通り、私は実家に帰省せずに子供を産みました。第一子、第二子どちらもです。
正直、初産の時は心配で心配でちゃんと出来るか不安でした。たくさんのサイトを回って不測の事態に備え、満を持して出産。
結果は「里帰りしないで良かった!」と思えています。
出産に関しては個人差が大きい事柄なので、一概に大丈夫!と言えませんが、旦那さんの協力がしっかり得られれば大抵の事は乗り越えられると思います。
今回は数ある中の1例として、私の体験談を紹介したいと思います。
里帰り出産しなかった私の理由
まず妊娠したと周囲に報告した時、多くの人から「里帰り出産する前提」で話かけられました。私の母親ももちろん「帰省して出産するはず!」と強く思っていたようで、帰省しないことを伝えると泣かれてしまいました。
母親からしたら相当ショックだったようで、すこし険悪な状態にもなってしまいした。
ご存知のように、妊娠・出産は命がけです。何が起こるか分からないからこそ、助けは多い方がいい。そのため多くの人が里帰り出産を選びます。
しかし私には里帰り出産しない明確な理由があったので、母に泣かれようと周囲の人に諭されようと夫婦で産後を乗り切ることを選びました。
その理由は以下の通りです。
地元が田舎すぎて安心して出産出来る環境になかった

私の実家は関東圏にありますが、とても田舎です。産院は県の中心部に集中しており、私の実家からかなり離れています。
車でも2時間はかかるでしょう。何かあってもすぐに受診することはできません。検診に行くにも一苦労です。
何より公共交通機関が発達していないのに私は”免許を持っていない”のです。(致命的…)
妊婦が運転する事じたいNGなのですが、田舎だとそんなこと言っていられません。
スーパーにも車がないと行けないので、免許がないと実質家に軟禁状態に…。
親がいれば別によくない?って思いますが、両親ともにまだ働いているんです。
つまり日中は誰もいない家に1人。周囲は70歳を超えたご老人だらけ。私には耐えられません…。
これが1つ目の理由です。
田舎で軟禁生活を送るよりも、生活環境も医療も整った横浜で出産する方が私には良いと思いました。
家を出て10年以上。今、親と同居しても上手くいく気がしない

里帰りしないなら、実母に手伝いに来てもらえば良いんじゃない?って方もいるでしょう。実際に2人め出産の方の中には産後1ヶ月ほど、実母が居候して手伝ってくれるという人も多いです。
しかし私はそれも拒否しました。(実母には提案されましたが…)
理由は単純に”実母と反りが合わない”からです。
そもそも実家で暮らしているときから考え方のすれ違いが大きく、モヤモヤすることが多かった私。もう子供ではなく、親になろうとしている立派なオトナです。今、実母にあれこれ言われて素直に聞ける気がしません。(それが正論であっても)
私にはこの10年で築き上げてきた生活スタイルがあるし、実母には実母の新たな生活スタイルがあります。
ちょっと思い込みの激しい実母に気を使える程、産後に余裕はあるのか。否!!
”あれして!これして!それやめて!”って実母に気を使わずに言えるか。否!!!!
旦那の方が、不器用ながらにきっと私の意図を汲んで子育てを助けてくれるだろう。そんな確信が私にはありました。
同じような方いませんか?声を大にして言います。
産後はメンタルボロボロです。無理に実母に手伝って貰う必要はありません!体調も大事ですが、メンタルも大事!自分の心の調和を乱す可能性があるのであれば、再考してみてください。
里帰りしないことを選んだ人たちの様々な理由
私と同じように里帰りをしない出産を選ぶ人は増えてきていると言います。
その理由は様々。参考までに里帰りをしないことを選んだ理由をいくつか上げてみます。
出産出来る産院が減っている

医師の数は年々増加傾向にあるようですが、”産婦人科医”に限って言うと年々減少しているそうです。これは社会問題にもなっているようで、医師の高齢化も合わさって今後どんどん減っていくことが予測できます。
その理由は色々と推察されているようですが、過酷な労働環境なのに低い賃金、医療訴訟が他と比べて多いなどが理由として上げられているそうです。
いつ起こるか分からないお産だからこそ、すぐに駆けつけることのできる距離に産院がないと不安ですよね。
私のような田舎に実家があるとどうしても、都市部と比べてしまって不安が増します。ハイリスク出産の場合だとなおさら信頼出来る産院を選べる都市部での出産を希望する人も。
理由があって両親を頼れない
両親がそろって健康でいるという人はとても幸せな人です。
妊娠の高年齢化も進み、両親に赤ちゃんの世話を任せることが出来ない人もたくさんいます。むしろ介護と重なる…という人もいます。
実際に私の旦那の母は持病があり、赤ちゃんのお世話に責任が持てないとの事で預けた事はありません。(義母からそのような申し出がありました)
もしくはまだ両親も若く、現役で働いていたらあまり帰省する意味もありません。
帰省することのメリットが感じられない人は里帰り出産を選ばず、慣れ親しんだ自宅で子育てをスタートする人も増えています。
義母・実母の育児への過干渉がストレスに

子育て経験者だからわかる。たくさん悩んで悩んで悩みながら育児をしてきたからついつい”アドバイスしたくなっちゃう”。
これ分かるんです。私も。
友達が妊娠した!って聞いたらおせっかいしたくなっちゃって…。でも「ダメ、ダメ、ダメ…」って抑えてます。色々と良かれと思ったアドバイスも実は的外れだったり、知らぬ間に傷をエグッてたりすると知っているので。
それが義母や実母だったら…そもそも情報が古い場合も。
この”孫フィーバー問題”は深刻な問題のようで、私の住んでいる横浜市でも”孫まご応援ブック”と呼ばれる冊子が配布されています。その中には「孫育てをサポートする時のポイント」や「子育て法は時代によってさまざま」等の内容が盛り込まれており、過度な口出しや昔の常識は今の非常識であることが具体的に綴られています。
周囲の話を聞くと、”里帰りしたけど耐えられず、予定を早めて帰ってきた”といった人や”ふたり目は里帰りするのをやめた”といった人も。必ずしも里帰りすることが自分の為になるわけではなさそうだな…とこのような意見を聞いて思いました。
旦那と新生児のときから一緒に子育てしたい

里帰り出産をしてしまうと、可愛い新生児の間はなかなか我が子に会えないパパもいます。特に移動が飛行機になってしまうような距離の場合は子供の発育が安定するまで1ヶ月以上会えない場合も。とても寂しいですね。
一昔前に比べて最近では男性が育児休暇を取得するのも珍しくなくなってきました。
その影響もあり、産後退院したときから夫婦一緒に子育てを始めたいという人も増えてきたそうです。
どうしても里帰りから帰ってきたママは1人で何でも出来るように見えてしまいパパの育児参加率が下がってしまう…という意見もあるようで、最初はママも大変ですがある程度生活リズムが出来てからは夫婦協力して子育てが出来るのでやって良かったという人がたくさんいます。
それでも不安。里帰りしない出産って無謀なの?

ズバリ言います。無謀なんてことはありません。
不足の事態に備えた環境さえ用意することが出来るなら、ぜひおすすめしたいと思える程です。
今では各家族も増えているので、子育てママに対する行政支援も豊富です。
里帰りしなかったら、ママが子育てに追われてゆっくりできない!なんてことが無いよう様々な支援を駆使しながら子育てしていけば夫婦ふたりでも問題なく子育て出来ます!
実際に私はふたりとも里帰りもせず、旦那も育児休暇を取らず、1週間ほどの有給取得で産後を乗り越えることが出来ました。
もちろん自分が無理しすぎないような対策は取る必要はありますが、無理なんて事は無いので安心してください!
どうしても不安…という方はぜひ”里帰りしない出産 ブログ”で検索してみてください。たくさんの体験レポートが見られます。状況は人それぞれですが、きっとあなたの心を軽くしてくれるでしょう。
初めての出産でナイーブになることがたくさんあります。まずは一番近い旦那さんに相談して協力を仰いでみてください。夫婦の数だけ、様々な妊娠・出産方法があるはずです。
何か気になることがあればご相談にも乗れますので、里帰りしない出産もぜひご検討ください♪